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永寶山 浄敬寺
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2020年の締めく…

  • 2020年12月12日2020年12月13日
  • by jyokyoji

明日、12月13日(日)は年末法話会です。

浄敬寺では、報恩講をはじめ年間に様々な行事を行っていますが、年に2回は講師の先生をお招きしての法話会を行います。

年末のこの時期に我が身を振り返りながら、聴聞することは私自身とてもよいご縁です。この一週間、家族一同、皆様をお迎えする準備を着々と進めておりました。

  • 欅の葉がすっかり散り
  • 晴れ間をみて
  • 欅の後は松葉です

開会式を兼ね、浄敬寺同朋会物故者追弔勤行を行います。ぜひお参り、ご聴聞していただければと思います。

さて、今日は改めて『法話』って何だろう??ということを書いておこうと思います。

インターネットで検索をかければ、ウィ〇〇ディアやそれらしいサイトが検索に引っ掛かり、一般的な意味は知ることが出来ると思います。

・・・ので、今日はワタクシの見解も少しだけ含め、書かせていただきます。

『法話』は基本的には儀式とセット。お通夜やご法事の席でお聞きになられる機会があるのではないでしょうか。

お釈迦様のお話された教えの内容をお弟子さんが書き留めたものが、お経です(…三蔵法師が孫悟空を連れて天竺までいただきに行ったものですね)。覚えやすいように、伝えやすいように、文体の整った形に記されています。

それを、現代の私たちは法要で拝読しているのですが、もしかしたら僧侶が読んでいるものをすべて「お経」とよんでいるかもしれませんね。本来「お経」と呼ぶのは、お釈迦様が直接お話になられたことが記された経典のみ。読経の際は音程の上がり下がりなく読まれています。そのお経と共に法要で読まれているのは、その後の高僧によって記され「お経」を註釈または解説した「偈文」です。

しかしそれも漢文ですし、節をつけて読むことに適した形ですので、現代語訳ではありません。

そこで、『法話』の出番!!

『法話』は、「お経」やそれを解説した「偈文」の現代語訳・解説と思っていただけたら…と思います。

お経に説かれているのは、実はとてもとても身近なお話です。

私が私としてこの世に生を受けたことの不思議。生まれて以上その命を返して死んでいくことの不思議。当たり前であるはずの老いや病を素直に受け入れられず生に執着してしまう私の有り様。その私にいつもいつも身の事実を教え、救おうとする働きがあること。

それを、私たちの日常や世間のニュースを例に挙げ、いわば手取り足取り伝えてくださるのが『法話』です。

私も法話をさせていただく機会がありますが、『法話』は決して一方的な説教ではないと感じています。聞いてくださる皆様と課題を共有しながら、話し手と聞き手が一緒に仏様の教えを聞いていく。

「だれひとり漏らすことなく救う」と誓われた仏様の願いがあきらかになる場・座が、法話の席です。

明日のご法話の講題は「コロナ禍の時代と真宗門徒―宗祖いまにましませば―」です。

現在の状況に右往左往して生きている私。この状況の中でも拠り所を失わず、一本芯の通った生き方をしたい…そう願った一年でした。年末のこの時期だからこそ、一緒に確かめましょう。ぜひぜひご聴聞ください。

合掌

僧侶としての一歩を…

  • 2020年9月9日2020年9月9日
  • by jyokyoji

台風接近によるフェーン現象もあり、日々熱中症警戒レベルの暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ブログの更新とご報告がすっかり遅れてしまいましたが、大事なご報告があります。

私たちの長男と次男であり、浄敬寺住職の孫、唯信と顕信がこの8月7日に得度式を受け、僧侶として歩みだしました。 

新型コロナウィルス感染症の影響を受け、儀式中のマスク着用や親鸞聖人の御遺骨の安置されている大谷祖廟への参拝が中止になるなどの変更点はありましたが、無事に受式することができました。記録写真の一部をご覧ください。

  • 得度式を前に剃髪
  • 前日の受式者説明会
  • 剃刀の儀前の浄衣姿①
  • 集合場所から浄衣にて出発
  • 剃刀の儀を終え、改着
  • 猛暑につき水分補給中
  • 改着完了
  • 待ち人な三男
  • 集合写真は密を避けて半分の人数で
  • 得度式を終え家族写真
  • 本来ならバス移動の大谷祖廟参拝は各自で

得度の「度」は、古代インドで用いられたサンスクリット語paramita(波羅蜜)の訳で、悟りの世界に渡ることを意味します。親鸞聖人は9歳で得度され共々に救われていくとはどういうことなのか、その道を悩み苦しみながらたずねていかれました。

その親鸞聖人の歩みから、真宗大谷派では9歳で得度式を受けることができます。この夏、9歳と12歳の長男&次男、親なりにその意味を説明し、共に考え、納得の上の選択でしたが、果たしてどの程度理解し自覚が芽生えたのかは、未知数でもあります。

  • 8月13日朝6時~お朝事
  • 小坊主2人
  • 永代供養墓にて
    住職&小坊主

・・・と思っていましたら、お盆の8月13日早朝6時~のお朝事にはお装束を着けて、一緒にお勤め。

得度式では、私たちの知り合い含め関係の方々から、たくさん「おめでとう」とのお言葉をかけていただきました。今はまだよく理解できなくても「おめでとう」という言葉にかけられた深い意味を、生涯かけて問い続けてもらえたらと思っています。彼らの様子から、まだ言葉では言い表せないけれども何かを感じとってもらえたのかな~と思っているところです。

新型コロナ感染症の不安も多々ある中での本山(東本願寺)行き。往復自家用車&消毒徹底!とはいえ、帰宅後はしばらく自宅待機でしたので、境内で虫と戯れ、本堂脇のプールで遊び・・・な夏休みでした。

お寺プール(かなり大きめ)無料営業。
ご近所のお友達が遊びに来てくれた日もありました(笑)

浄敬寺盆参会(ぼん…

  • 2020年7月16日2020年7月16日
  • by jyokyoji

浄敬寺久々の年中行事、盆参会(ぼんさんえ)別名・盆内(ぼんうち) 兼 新盆法要、例年と少々形を変えながらも、無事お勤めすることができました。

お参りいただきました皆様ありがとうございました。再会できたこと、こころより嬉しく思っております。昨今の状況ですので、軽い体調不良でも自粛してくださった方もおられたかもしれません。日頃から極力、寺の玄関は開けておりますので、ご都合のよい時にお気軽にお立ちよりいただければと思います。

7月14日・15日の2日間の盆参会の様子です。写真で様子をお伝えしますのでご覧ください。

玄関付近に消毒液を用意したのですが、その机が殺風景でしたので…
  • 熱中症対策
  • 沢山の方から
    お参りいただきました
  • 前後の消毒もきっちりと
住職より(距離を置いての)法話  時間もやや短めにさせていただきました

住職、『末燈鈔』より親鸞聖人88歳の時に書かれたお手紙の内容をあげて、お話しておりました。

「なによりも、こぞことし、老少男女おおくのひとびとの死に合いて候うらんことこそ、あわれにそうらえ。ただし、生死無常のことわり、くわしく如来のときおかせおわしましてそうろううえは、おどろきおぼしめすべからずそうろう。まず、善信が身には、臨終の善悪をばもうさず、信心決定のひとは、うたがいなければ、正定聚に住することにて候うなり。」 真宗聖典P603

簡単に意訳しますと・・・

「去年や今年は飢饉や疫病で老若問わず沢山の方々が亡くなられ、悲しいことです。しかしながら、生まれた以上いつどうなるか分からない命をいただいて生きているのは、如来の説かれた道理であると既に教えられていることで、驚くようなことではないのです。善信(=親鸞)の身でいえば、亡くなられた臨終の様子がどうであったかということは問わないのであって、信心の定まった人・疑いの心のない人は、すでに往生することが定まっているのです」

と記されています。

准坊守・晴香、記録写真を撮り、引き続いての読経の準備もしながら…のながら聞きでしたが、「いつどこでどんな時に臨終の時を迎えるか、誰も、勿論自分も分からないわけだけれど、私の口から出た南無阿弥陀仏のお念仏が既に如来他力の行であるならば、臨終の時も如来のおはからいにて往生させていただけるのだし、どんな世の中になっても、いのちの限り他力のお念仏を称えさせていただきながら、精一杯この娑婆を生ききるしかないな~」と思った次第です。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

熱心に聞いてくださる後ろ姿。お隣の方といつもより離れて…
住職・当院・准坊守での読経(撮影・坊守)
手作りのおときを断念し、『すし割烹魚河岸』さんの精進寿司と『東本願寺のお茶』

秋のお彼岸、延期している報恩講お引上げをどのような形で勤めることができるのか、これから秋にかけての世間の状況・動向を注視しながら検討いたしまして、またご連絡させていただきます。

皆様、どうかお身体大切に、そして他力の念仏ひとつのご信心を大事にお過ごしください。

災害お見舞い

  • 2020年7月7日
  • by jyokyoji

大雨、河川の氾濫による被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

中越沖地震からもうすぐ13年。大変な揺れで被害もあり、何をどうしたらよいか、掃除からやるか…と思っていたところに、物資を持って駆けつけてくれた方がおられました。

飲料水や食品、掃除するための雑巾だったり、着替えの肌着だったり。

身の安念の確保。その後は、掃除をするための雑巾やタオル、防塵マスクあたりでしょうか。できる範囲でしかありませんが、集めておこうと思います。

上記のもの、お近くで一緒に…という方がおられましたら、お知らせください。

浄敬寺当院(夫)の…

  • 2020年6月15日2020年7月28日
  • by jyokyoji

今日は、浄敬寺の当院(とういん…この辺りでは次期住職を当院と呼びます。地方によっては若院とも言いますし、役職で言うなら副住職です)の話をします。

まず簡単な私たち夫婦の経歴から・・・。

夫・卓(たかし)は、現在46歳。浄敬寺の当院ですが、現在は兼業で出雲崎町の良寛記念で館長として勤務しています。新潟市北区(旧豊栄市)のお寺が生家で、私…ブログ管理者のお母さん僧侶・晴香の夫。私は浄敬寺の住職・坊守夫婦の元に生まれ育ててもらい、学生時代は京都の大谷大学で過ごした跡取り娘です(婿取り娘とも、家付き娘とも言うらしいですね)。つまり、夫・卓はお婿様です。跡取り・家付き、お婿様といえども、私たち夫婦はどちらの生まれ育ったお寺も専業で運営する規模ではなかったので、お互いの父親はかつて地方自治体の公務員(今は還暦も過ぎ専業で住職です)。私たちもまた、それぞれ雇ってもらって仕事をしていた経験がある夫婦です。

さてさて、今日の話題の人物、永寶卓(ながとみたかし)。

一般大学を卒業後、学芸員として長野の美術館に数年勤務した後、京都の大谷専修学院で学び、新潟市内のお寺の法務員として勤めている間に、妻・はるかにつかまり(笑)結婚・退職。義父(晴香の父)の退職により、押し出し式!?で、新潟市の寺院に再就職して約5年勤務の後、長男小学校入学に合わせて自宅から通える現在の仕事に就きました。

結婚して子育て期に入り、「背に腹は代えられない」状況の中、タイミングよく募集があり、進めてくださった知人がいて出会った仕事が、現在の出雲崎町良寛記念館での学芸員のお仕事です。

良寛さまといえば、書家・歌人として有名な禅宗のお坊さんですが、特に晩年は地元の真宗門徒との交流が多くあったようで、南無阿弥陀仏のお念仏の教えに通じる歌や書がたくさん遺されています。浄敬寺との二足の草鞋でもこれなら勤まるのでは…と勢いで決めたこともあって、慣れるまでは大変だったようですが、ここ数年、なかなかいい仕事をしているじゃないの…と、身内ながら思わされています。

夫はよく、良寛さまの歌に込められた表の意味と裏の意味の話を聞かせてくれることがあります。自然を表現した美しい歌に魅かれる方が多く、語り継がれる人柄にファンも多いようですが、仏教を学んだ視点で読み解くと、そこに記されている真実や、仏の教えを尊ぶ良寛さま姿勢に新しい発見があるようです。

そんな仕事場で、最近の大発見があったとのこと。伊達政宗の書簡が見つかったのだそうです。これは新聞にも取り上げていただきました☆良寛さまの話じゃなくて申し訳ない(汗)

公立の施設ならではの「先祖の蔵を整理しようと思ったら大量の古文書が出てきたから、読めます?(*ごくごく簡単に表現しています)」とのことで、持ち込まれた資料の中の一通だったようです。

美しい花押が目に留まって、どこかで見たような・・・と。

DSC_1735

夫・卓、歴史や戦国武将の話が好きです。息子と語りだすと、少々マニアックな会話に、私は「・・・」となることもしばしばでしたが、知識も経験も、無駄なことなんてひとつもない!!

仏教の視点で読み解く良寛さまの話は、また何かの折に。

移動や観光がなかなか難しい時期ですが、静かにゆっくり鑑賞する美術館なら、気分転換によいかもしれません。ぜひお出掛けくださいませ。

出雲崎町良寛記念館 http://www.ryokan-kinenkan.jp/

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