三条別院報恩講
浄敬寺は真宗大谷派の寺院ですので、ご本山は京都の東本願寺、そして別院は新潟県三条市にある三条別院です。別院は私たちの勉強の場であり、教えに出あい確認する場であり、大事に護持してきた地域(教区)の拠点です。
さて、その三条別院では、今日から報恩講がお勤まりになります。例年ならば法要にはご本山からお鍵役がおいでになり、ご法話は全国でご活躍の先生にお願いし、参詣の御門徒様もバスでの団体参拝ツアーを組み、別院前の通りには露店が出て・・・と賑やかに執り行われるのですが、今年は感染症対策を外せず、密を避け、限られた人員でのお勤めと参詣者を広く募らない「内勤め(うちづとめ)」とのこと。
それでも、「毎年欠かさず」という教えに背かず、精一杯の四日間(三昼夜)を執り行うために、沢山の方々が尽力され、報恩講をお迎えする準備がなされていました。
私も今日から三条通いです。
一宗の繁昌と申すは、人の多くあつまり、威の大なる事にてはなく候う。一人なりとも、人の、信を取るが、一宗の繁昌に候う。
(『蓮如上人御一代記聞書』真宗聖典877頁)
という言葉を胸に、我が身を振り返る大事な機会にしたいと思っています。
おとき(昼食)が用意できず、団体参拝の募集もありませんでしたが、個人的な参詣はぜひに…とのこのです。また、結願日中(11/8)には法要・法話がネット配信されるとのこと。詳細は三条別院のホームページでぜひご確認ください。