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永寶山 浄敬寺
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掲示板の法語より

  • 2020年10月23日
  • by jyokyoji
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「自分のあり方に痛みを感ずるとき 人の痛みに心が開かれる」

今、門前の掲示板に掲示している法語は、宮城先生のお言葉です。

私、心ない言葉が人を傷つけることは当たり前に知ってました。でも、自分の嬉しいこと楽しいことを書いたそのSNSの投稿や、よかれと思った励ましやポジティブなメッセージが、人を追い詰めてしまうってこと、齢40を越えてようやく体感しました。そんなことを感じ、今まで気軽に使っていたSNS関連から少し距離を置いているこの頃です。

昨今の私たちは、いつの間にか大事な時間や心をすり減らして「便利なもの」を使い(こなした気になり)、今までにないストレスを溜めてしまっているのかもしれませんね。

「私、今危ういかも」と思ったら、今当たり前に掴んでいる物、物だけじゃなくて気持ちだったり、人だったりするかもしれませんが、意識的にしばし手放してみることって、大事かも。

顔を上げてみると、世界はひろい。。。

「ポジティブな思考がいいよ」「自己肯定感を高めよう」ということが言われ始めてかなりの年月が経ちましたが、「今の自分のあり方に痛みを感じる」ということも、忘れずに大事にしたいと思うのです。

暗さも大事な私の要素です。・・・とはいえ、あまり暗い気分を引きずったまま、この文章を終えるのも…ということで、クスッと笑えるネタを投入します。

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三男(一年生)のテスト練習プリントです。お腹が空いていたのでしょうか?提出前に丸付けたのは私ですが、全く気付かず丸にしてしまいました(笑)

時にはシンドイこともありますが、今日も生かされているこの不思議。南無阿弥陀仏。

僧侶としての一歩を…

  • 2020年9月9日2020年9月9日
  • by jyokyoji

台風接近によるフェーン現象もあり、日々熱中症警戒レベルの暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ブログの更新とご報告がすっかり遅れてしまいましたが、大事なご報告があります。

私たちの長男と次男であり、浄敬寺住職の孫、唯信と顕信がこの8月7日に得度式を受け、僧侶として歩みだしました。 

新型コロナウィルス感染症の影響を受け、儀式中のマスク着用や親鸞聖人の御遺骨の安置されている大谷祖廟への参拝が中止になるなどの変更点はありましたが、無事に受式することができました。記録写真の一部をご覧ください。

  • 得度式を前に剃髪
  • 前日の受式者説明会
  • 剃刀の儀前の浄衣姿①
  • 集合場所から浄衣にて出発
  • 剃刀の儀を終え、改着
  • 猛暑につき水分補給中
  • 改着完了
  • 待ち人な三男
  • 集合写真は密を避けて半分の人数で
  • 得度式を終え家族写真
  • 本来ならバス移動の大谷祖廟参拝は各自で

得度の「度」は、古代インドで用いられたサンスクリット語paramita(波羅蜜)の訳で、悟りの世界に渡ることを意味します。親鸞聖人は9歳で得度され共々に救われていくとはどういうことなのか、その道を悩み苦しみながらたずねていかれました。

その親鸞聖人の歩みから、真宗大谷派では9歳で得度式を受けることができます。この夏、9歳と12歳の長男&次男、親なりにその意味を説明し、共に考え、納得の上の選択でしたが、果たしてどの程度理解し自覚が芽生えたのかは、未知数でもあります。

  • 8月13日朝6時~お朝事
  • 小坊主2人
  • 永代供養墓にて
    住職&小坊主

・・・と思っていましたら、お盆の8月13日早朝6時~のお朝事にはお装束を着けて、一緒にお勤め。

得度式では、私たちの知り合い含め関係の方々から、たくさん「おめでとう」とのお言葉をかけていただきました。今はまだよく理解できなくても「おめでとう」という言葉にかけられた深い意味を、生涯かけて問い続けてもらえたらと思っています。彼らの様子から、まだ言葉では言い表せないけれども何かを感じとってもらえたのかな~と思っているところです。

新型コロナ感染症の不安も多々ある中での本山(東本願寺)行き。往復自家用車&消毒徹底!とはいえ、帰宅後はしばらく自宅待機でしたので、境内で虫と戯れ、本堂脇のプールで遊び・・・な夏休みでした。

お寺プール(かなり大きめ)無料営業。
ご近所のお友達が遊びに来てくれた日もありました(笑)

子育て中?いえいえ…

  • 2020年7月7日2020年7月7日
  • by jyokyoji

金曜日の洗濯物の量は半端ではない。

家族分の普段着に加え、小学生3人がそれぞれに学校で使う体操着を持ち帰ると、洗濯機は満タン、物干し場も満員御礼だ。

そこへきて、先週は3人共給食当番の週だったようで給食着も3セットやってきた。

ミラクル(笑)

少子高齢化の世の中において、3人も子育てさせてもらっているのだ、有り難いに違いない・・・と自分に言い聞かせ、洗濯機を回し、干し、アイロンをかける。

三兄弟との毎日は、綿密に立てたはずの私の計画がむなしく崩れる去ることが多い。新しい服ほど汚すし、部屋を片づけてもキープ数分。キッチンには手伝いという名のおじゃま虫がいる(笑)

産後のホルモンバランスが安定しない頃は、その「当てにならない」毎日と定まらない自分の感情とで苛立つこともしばしばだったが、繰り返すこと数十、いや数百回(もっとかも)で、ふと、そもそも当てになるものなんてないことに気が付いた。

気が付いたというより、思い出した。

私がこれまでに聞いてきた内容は、「そもそも当てにならない自分の思いに執着して、振り回されている自分の姿であり、その私の姿を哀れんでくださって、本当の拠り所をいつも願い続けてくださるはたらき」のことだったではないか。

しかし、気付いてもすぐ忘れる愚かな我が身。子どもの成長にも、喜んだその瞬間からもっともっと…と思う強欲な私。

今日も満員御礼の洗濯物が説法している!! 南無阿弥陀仏。

『シビ王と鳩と鷹』…

  • 2020年6月5日2020年6月6日
  • by jyokyoji

古くからインドに伝わる、お釈迦様がこの世に誕生される前のお話(ジャータカ)に、仏典童話として親しむことができます。

その中の「シビ王と鳩と鷹」というお話があります。

シビ王は心のやさしい王様でした。ある日、一匹の鳩が飛び込んできました。聞くと鷹に追われて逃げてきたといいます。王様が鳩を隠まって助けようとすると、次に鷹が飛び込んできて鳩を渡してほしいとのこと。聞けば、その鳩を食べなければ自分は死んでしまう…と言うのでした。

そこで心の優しい王様は、鳩と同じ重さの自分の体の肉を渡すから諦めてくれと交渉します。鳩を天秤に乗せ、もう片側に自分の足から肉を削ぎ落して乗せる。でも釣り合わない。

肉を増やす…釣り合わない。足を切り、手を切り、見た目には鳩よりも明らかに重そうなのに、やはり釣り合わない。

そこで王様、自分がまるごと乗ってみる。すると、鳩とちょうど釣り合った。

身体の大きさ・重さではなく「いのち」の重さは一緒なのだ…そう覚ったとき、「あなたはきっと仏さまになられるでしょう」と、鷹が神様の姿になった。

・・・というお話です。

4月、全国一斉休校になる前のこと。ピカピカの一年生として小学校に通い始めた息子はちょっと不安な気持ちを抱えながらの毎日。ちょうど同じころ、境内をテリトリーに子育てを始めたカラスがいました。

生き物を見つけたらとりあえず飼ってみる3兄弟は、休み中に見つけたニホントカゲ2匹を(そこそこ)大事に飼っていました。

息子の登校直前にカラスが不穏な動き・・・何と、日光浴させていた大事なトカゲをカラスがくわえて飛び立つところではありませんか!!!大声を出して追いかけるも、カラスは飛んで行ってしまいました。

当然のことながら、息子大泣き。そして、「カラスなんて殺してやるーーーっっ」と、親としては自分の耳と息子の口を塞ぎたくなる暴言。

その後、私が学校まで付き添い、泣きながら登校。事情を話して先生にお願いしてきました。

その日は半日登校で、ドキドキソワソワしながら息子の帰宅を待ちました。帰宅後は少し落ち着いた様子で、「仕方がない。トカゲは可哀そうなことをしてしまった。カラスは…取りに来ないようにカラス除け作ろう」とつぶやいた息子。

いのちの重さは一緒…とまでは悟れなくても、その次の日にカラスの本を借りてきて読んでいたところを見ると、カラスにはカラスの事情があることを何となく知ったのかもしれません。そして、普段何気なく見ている生き物でも境遇次第で「殺してやる」とまで言えてしまう自分の心の在り様も少し見えたかな。

学校という気持ちを変える場があったこと、「それでも学校に来てくれたんだね」と玄関で迎えてくださった先生に感謝しながら、気持ちが落ち着いた後に「シビ王と鳩と鷹」のお話をしたのでした。

理不尽なこと、悲しいことも大事な経験。自分が楽しんでいるところで、犠牲にしてしまったいのちがあったことも、大事な気付き。「ごめんなさい」が言えたら、少し見え方が変わるのかもしれませんね。

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