御正忌報恩講
真宗本廟では、今月21~28日に七昼夜の御正忌報恩講(*ごしょうきほうおんこう・・・宗祖親鸞聖人のご命日の法要)がお勤まりになります。
世の中はコロナ禍ということで、様々な変更を余儀なくされながらも工夫を凝らし、毎年の例事である報恩講をお勤めしており、さらに今年はオンライン配信によるお参りもしていただけるとのことです!!
御堂を恭しく荘厳し、教えの内容を伝統的なお声明で伝える「儀式」に続いて、その内容を現代の私たちに解りやすい言葉で伝え直してくださる「法話」がありますので、現地へ赴いて御法要のご縁に遇いたいのは山々ではありますが、この機会にぜひ、ご自宅からご覧いただき、お参りしていただけたらと思います。
20日に行われた門首継承式の様子はアーカイブでご覧いただけますが、21日以降の法要・法話はライブ配信のみですので、どうかお見逃し…いえ、お参り逃しなく。
年に一度、28日の御本山のみで勤められる「坂東曲(*ばんどうぶし…東本願寺に伝わる身体を揺らしながらのダイナミックなお勤めです)」や、讃仰講演会も配信されますので、詳しい時間と内容は宗派ホームページをご確認いただければと思います。法要中のお勤めの内容について、字幕での解説もありますので、おススメです♪
日頃の頭で考えると「こんな時に?」と思われるかもしれません。
しかし、こんな時だからこそのお勤めです。
どんな時代でも、どんなことにも、私たちは迷い悩み苦しみながら、いつかは浄土へ帰っていくナマミ(生身)をいただいて生かされています。
無病息災を祈るのでもない。アマビエ様でもない。
南無阿弥陀仏の教えに帰依し、念仏申すしかない煩悩熾盛の私である…と、親鸞聖人がいただいた大事を、この私もまたいただいて生きています。
毎年のことを「粛々と」そして「大事に」、できる限りのことをさせていただきながら勤めていく…という姿勢を貫きたいものです。